いつもよく行く築地市場のお店にて。
ずっしりと重く、粒も大きな旬の北海道産あさりに出会いました。
ピューピューと水を吹き出す姿を見ると、食材というよりも、生き物としてかわいくて、
思わずじっと見てしまいます。
でも、食べてしまうのですけど、、ごめんなさい。
さて、そうして購入したあさりですが、実は当日ではなくて、お料理できるのが明日。
それまで30時間ほど冷蔵庫で保管です。
ここでちょっと不安が、、
これまで、すぐに調理できない時、あさりが死んでしまって臭いが出てしまうということがたまにあったのです。
これだけ元気に水を吹いているし、鮮度抜群だし大丈夫だよね、、、?と思いつつ、
お店のおにいさんに聞いてみました。
「明日お昼すぎに使うんですけど、保存しておくのって、塩水に入れて冷蔵庫か、水あげのままのほうがいいか、どっちがいいですかね??」
すると、回答は私にとってはちょっと意外なものでした。
「あー、このまま(水きりして網に入った状態)新聞紙とかにくるんでからビニール袋に入れて、
野菜室に入れておくのがいいっすよー。温度低すぎると死んじゃうんで!」
「え、、、そうだったんだ。。今までそのまま冷蔵庫に入れていたし、温度も低ければ低いほどいいと思っていました、、」
というわけで、教わった通りにして一晩。調理する2時間くらい前にバットに並べて
3%の塩水に。アルミホイルをかけて冷蔵庫に入れておきましたら、
無事に元気なままでいてくれました。
よかった、、、ほっっ、、、
こういう、保存のしかたのことなど、大事ですよね。
さてそれでは、あさり飯にとりかかります。
あさりは1キロ。3合のお米と合わせます。ちょっと贅沢な量ですが、ほかにはしょうがだけ。
あさりのうま味があるので、調味料もお醤油だけ!と、めちゃくちゃシンプル。
まずはあさりを洗います。殻をこすり合わせるようにして。
殻の溝にある汚れがけっこう出ます。
ザルに上げて水きりしたら、鍋に入れて、水(300ml)、清酒(50ml)を
入れて、蓋をして蒸します。
殻が開いたら火を止める。蒸しすぎるとせっかくのふっくらした身が固くなるので
加減には注意注意。
火を止めたら、蒸し汁とあさりに分けて、手でさわれるくらいになったら、殻から身をはずします。
このときの蒸し汁は、お米を炊く時に使うので、大事です。絶対に捨てない!
あさりの汚れや砂があるかもしれないのでザルで濾します。
量をはかってみたら、ちょうど540mlくらい。3合のお米を炊く量にぴったりでした。
足りなかったら水を足しますが、今回は必要なかったです。
しょうがは千切りに。
洗ったお米と、冷ましたあさりの蒸し汁を合わせて、冷蔵庫で40分浸水したら
鍋に入れて、醤油(大さじ1/2)と、しょうがを加えて炊きます。
殻からはずした身は、蒸らす時に合わせるので、炊く時には入れずに。
蒸らし前まで炊き上がり。
あさりの身をのせて、再びフタをして10分ほど。
蒸らしが済んだら、ざっくりと全体を混ぜて
あさりのうま味がぎゅーっと詰まったあさり飯。
ありがたい旬のごちそうです。
【あさり飯】
■ 米 3合
■ あさり 1キロ
・A 水 300ml
・A 清酒 50ml
※Aであさりを蒸す。540mlに足りなかったら水を足す
■ しょうが 20g(千切り)
■ 醤油 大さじ1/2