旬のお魚はご飯と相性抜群!ということで、穴子を白焼きにして炊き込みご飯にしてみました。
今夏何度かお客様のおもてなしに登場し、大好評でした。
このあと秋冬にかけても、脂ののった穴子でまた作る機会があると思います。
穴子の炊き込みご飯というと、甘辛くふっくら炊いた茶色い穴子を使うイメージがありましたが、ぷりっと脂ののった生の穴子をシンプルに味わう炊き込みご飯を作ってみました。
これがとても美味しくて。
生の穴子は塩をふって白焼きに。
洗ったお米に喫禾了の「かつお昆布出汁」と、味つけは淡口しょうゆだけ。
※喫禾了の出汁については、また別の記事でご紹介したいと思います。昆布にこだわった澄んだ味わいと深いうま味のお出汁です。
とてもシンプルですが、穴子の下処理によって仕上がりに格段の差が出ます。
生の穴子は、まずは皮のぬめり取りを。
これをしないと、臭みが残ってしまいます。
まな板を斜めにして穴子の皮を上に。頭のほうから熱湯をかけると、全体に白っぽくなります。
そうしたらすぐに氷水にとり、水から上げて、包丁の背を皮にあてて白いぬめりをこそぎ取ります。
背びれはキッチンはさみでチョキチョキと切り取る。
1尾を半分に切って、塩(小さじ1/2)をふり、網焼きに。
串があれば串打ちして焼くと、焼きやすい。
穴子の厚みや大きさにもよりますが、両面3分ずつくらい焼くと香ばしさが出てきます。
できればもう少ししっかり焼き目がついたほうが、炊き込んだときに食感や香りが良くなるので、カセットボンベを使ってバーナーで焦げ目をさらに。
それを1cm幅に切り、洗ったお米と出汁、淡口しょうゆが混ざった上にのせて、炊飯。
白焼きした穴子のうま味と脂がご飯にしみて、出汁の香りとも相性がすごく良いです。
すだちを添えてしぼっていただいてもおいしいですし、すだちの皮をすりおろして香りづけに散らしても。
わさびも合います☆
これから新米の季節。
新米とともに、旬の味わいをまた楽しみたいと思います♪。
■穴子の白焼き炊き込みご飯
・米 3合
・かつお昆布だし 3合
・淡口しょうゆ 大さじ1
・穴子(生) 1尾
・塩 小さじ1/2
・すだち お好みで